ブックタイトル大阪電気通信大学後援会 後援会たより

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14 後援会たより No.342014年度 総合情報学部卒業研究展2015年2月7日?-8日?[デジタルアート・アニメーション学科][デジタルゲーム科][メディアコンピュータシステム学科]後援会から副賞を贈呈 2月7日(土)、8日(日)の2日間、四條畷キャンパスにおいて、総合情報学部卒業研究展が開催されました。12回目の開催となる「なわてん」は、本学総合情報学部での学習・研究の集大成である卒業制作や卒業研究の発表の場です。 CGアニメーション、ゲームコンテンツ、ロボットなどの学生作品が多数展示され、たくさんの方々にご質問や感想をいただき熱心にご覧いただきました。 9日には展示作品の中から厳正な審査の結果、「後援会賞」ほか各賞が選ばれ、コナミホールで表彰式が行われました。 後援会からは学生の皆さんに士気を高めていただくために後援会賞および、グランプリなどの副賞を援助しました。受賞した作品は次のとおりです。また、審査委員の先生方より講評をいただきました。おめでとうございます。後援会賞肝臓手術サポートのためのメス先端位置推定メディアコンピュータ・システム学科 小枝研究室HT11A063 土井 万由子MT13A003 筑紫 啓雄 現在、先進国では高齢化が進み、手術の高度化が求められています。 この研究では肝臓手術をIT技術でサポートし、安全で効率的な手術の実現を目指し、癌組織等の切除対象を残存なく最小限に切除するためのナビゲートや、大動脈等の切ってはいけない部位への近接警告などが目標となっています。 今回の発表は、特性の異なる2種類の距離センサを併用して、メス先端の位置を推定して臓器表面との距離をリアルタイムで取得するという内容でした。3Dプリンタで実寸の肝臓モデルを造形し、メスモデルとの近接状態を音の高低で直感的に提示して警告するシステムについての説明で、担当の学生さんがポスターと動画を使用して丁寧に説明してくれましたので、正しく動作している様子が確認でき、実際の利用イメージも良く理解できました。 関西医科大学や立命館大学、その他の研究・医療機関との共同研究として進められているとのことで、今後の発展、実用化が大いに期待できると感じられたことが選定の理由です。