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概要

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2017. Spring 03新入生のみなさん、ご入学おめでとうございます。ご家族・ご関係者の皆様にも心よりお祝い申し上げます。大阪電気通信大学は、全学を挙げてみなさんを歓迎いたします。本学は、開学以来「実学」を重視し、「人間力」と「技術力」で自ら人生を切り開き、社会で主体的に活躍できる人材の育成に取り組んできました。そして、今日までに、55年の歴史を刻み、５万人を超える卒業生を社会に送りだし、多くの方々が社会で活躍されています。その伝統を引き継ぎ、新入生のみなさんは、大阪電気通信大学の一員として、学生生活を送っていくことになります。学生生活では、授業、クラブ活動、サークル、アルバイト等々で忙しい日々にあって、限られた期間をいかに充実したものにできるかどうかは、みなさん自身の日々の過ごし方にかかっています。スタンフォード大学の有名なケリー・マクゴニガル教授は、『将来の自分について考えるということは、将来の自分を大切に思い、今自分が行うことが将来の自分に跳ね返ってくるのだと考えることが重要だ』と言っています。自分が選択することの積み重ねは将来の自分を作るのであり、良くも悪くも自分を大きく変える可能性があるのです。１年生よりは２年生、２年生よりは３年生と、他の人との比較ではなく去年の自分と比較して、自分がどれだけ成長したのかが大切です。社会に出てからもっと努力して学べば良かったと後悔しないためにも、自分の思い描く将来を深く見つめ、「目的を持って真剣に学び」限られたこの４年間の学生生活を有意義に過ごしてほしいと思います。また、大学時代の友人は一生の友になることが多いと言われています。クラブ活動等々にも積極的に参加して、『良き友』、『良き仲間』を求めてください。その友人作りのコツとしては、ディール・カーネギー氏の「２年間、人に好かれる努力をするよりも、２ヶ月間、人を好きになった方がずっと多くの友を得られるだろう」と言う考えをお勧めします。積極的に周囲とかかわり、自ら多くの人を好きになって良き友人を得てください。それと、社会人としての基本的なマナーやコミュニケーション能力を鍛えることに努めてほしいと思います。大学は、会社で働くための予備校ではありませんが、ビジネスパーソンとして当たり前に必要なスキルである基本的なマナーやコミュニケーション能力は、いざ社会に出た時には欠かせません。例えば、授業に遅れる。これは『時間厳守』と言うマナー違反ですね。居眠りをして人の話を聞かないのはともかく、授業中にお喋りをして、周りの人に迷惑をかけるなんて言うのは論外でしょう。身だしなみを整える、挨拶をする、目上の人に敬語を使う、時間を守る、提出物の締め切りを守る等々、日々意識して生活してみてください。意識して生活するだけで自然に身に付いていくと思います。最後に、私は、出来るだけ大きな夢をもってほしいと思っています。人は夢を持つことで力がでます。夢を持つことで、挑戦するパワーが高まり、成功に繋がっていくと思います。吉田松陰の有名な言葉に「夢なき者に理想なし」、「理想なき者に計画なし」、「計画なき者に実行なし」、「実行なき者に成功なし」、「故に、夢なき者に成功なし」とあります。大きな夢をもって、在学中にしっかり学び、正しい師を持ち、人生の基本を教えてくれるような良書を求めて、しなくてもよい回り道をあまりしないように、目標に向かって努力してください。幸い、本学には自慢の優秀な教授陣と、恵まれた教育研究環境が整っています。みなさんはそれらをフルに活用し、将来の夢をかなえるためにも自らの持てる力を開花させてください。私たち大阪電気通信大学全ての教職員は、みなさんの学業の支援や将来の夢をかなえる手助けをしますので、何か困ったときや迷ったときには遠慮せずに相談してください。みなさんが充実した悔いのない学生生活を送られることを、教職員一同願っております。大阪電気通信大学　学長 大 石 利 光大きな夢をもって自分の思い描く将来を学長からごあいさつ