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概要

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日野さんコメントまずグランプリありがとうござい…グランプリじゃないです、学術研究賞ありがとうございます。何て言えばいいんでしょうね、自分でも受賞すると思ってなかったのでちょっと驚いているところがあって、コメントとかもあんまり考えていなかった状態なんで、とりあえず嬉しいですいう感想がまず一つあります。あとは、なんでしょうね、制作するにあたって最初、提案していた案っていうのがあったんですけど…オルゴールを活用した音響と空間演出デジタルゲーム学科 長谷川 遼講 評   審査委員 原 久子 先生芸術賞今年の芸術賞、最終的には一つということだったんですけれども、このデジタルゲーム学科の場合、サウンドの勉強している人たち、それから3DCG をやっている人たち、2DCG をやっている人たち、そしてプログラミングやってる人たち、いろんな勉強をされているわけですね。そしてその中での表現っていうことを、切磋琢磨して考えて作品という形にね、結実させるという、すごく技術はあるんだけれども、スタディというか、こう習作で最終的に終わってしまってるなぁというような感じの方もいらして、そういう方は技術もあって非常に表現力も豊かなんだけども、残念だなあという気もしました。今回芸術賞を受賞された長谷川遼さんのオルゴールを活用した音響と空間演出、これなんですけれども実際に人が入れる大きさのですね、木製の小屋を作られ、オルゴールのサウンドを内部で体験するという、そういったもので、今回は展示はできなくてオンラインでしかその体験はできなかったんですけれども、非常に想像力を喚起させてくれる魅力的なものでした。実際に人が入れる秘密基地のような、ちょっと古びた木材を使った小屋に、四季をイメージしたオリジナルの曲、春夏秋冬の曲をですね、2台のオルゴールが奏でるというもので。実際その小屋の中で音響体験をするということを想像しながらYouTube の映像を拝見しました。外界から隔てられたその音の響きを楽しむということで、特にこの1年間私たちはこういったコロナ禍においてですね、パソコンとか電子機器を通してスピーカーから流れる音、そういったものにしか触れることができなかった日々が続いています。そういった中で生の音の体験が、多くの人たちをきっとドキドキさせるって言うんじゃないかなと。そういった、みんなが渇望していた部分を満たしてくれるような、そういった、大勢でライブを一緒に聞くということはできないけれども、ゆっくりとこの木の感じの中に包まれて音を楽しむことができると言う、そういった場が非常にバランスよく作られていました。楽曲の制作っていうこと、それからそういった最終的なアウトプットの形っていうような、表現力というところも含めて技術賞にふさわしい作品だというふうに、私たちの方で考えて今回の受賞というふうになりました。長谷川さんおめでとうございます。長谷川さんコメント1個作るのもすごい時間かかったりしたんですけど、そんなちゃんと賞とか評価いただける本当自分でもそこまで出来てると思ってなかったのですごい嬉しいです。もうちょっとなんか中の内装とかも少しこだわりはしてたんですけど、やっぱりそこを動画で映すことがしっかりできていなかったんで、もうちょっと映せたらなーっていう後悔は少し残ってますが評価いただけたのはすごいありがたいと思っています2021. Spring 21